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内容紹介

―人類存亡を賭けた壮絶な戦い―

 前触れもなく突然発生し、脅威的な勢いで蔓延する致死率100%の謎の奇病。世界中の科学者たちがその解明に手を焼く中、日本の遺伝子学者・五十嵐豊がその原因の糸口を見つける。そして次第に明らかになる、奇病に隠された恐るべき秘密。
 数千年も前に神々によって遺伝子に仕掛けられた、巧妙でかつ壮大な罠。人知を超えた克服しがたい難局を迎え、人類は滅亡の危機に瀕する。
 天才遺伝子学者、異端の考古学者、博愛のストリッパー、熱血の新聞記者、異色の政治家……個性豊かな面々が織り成す人類救済の熱いドラマが、いまここに始まる――
 神話とサイエンスが複雑に絡み合い、人間とは何か、勇気とは何かを改めて世に問う、涙、笑い、怒り、感動、それら全てを凝縮した、著者入魂のミシック・サイエンス・フィクション。

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※ 完全書き下ろし初公開
※ 紙の本でのページ数:約320ページ(40字 x 16行換算)

※紙のページ数が182ページと表示されていますが、実際は、約300ページになります。


著者入魂のミシック・サイエンス・フィクション。

著者の如月さんと言えば本ブログでも『出来損ないの天使』や『名探偵の事件簿』と2冊レビューさせて頂いている未来のミリオンセラーさん。
本作はどうだろうとあらすじを見てみると気になる言葉が…
ミシック・サイエンス・フィクション」
「ミシック」ってなんでしょう?早速調べてみました…

mythic
【形容詞】

1
伝統的な物語の中で語られる、またはそれに基づく
(based on or told of in traditional stories)
mythical centaurs 神話のケンタウロス

2
神話の特質に関連する、または神話の特質を持つ
(relating to or having the nature of myth)
a novel of almost mythic consequence ほぼ神話のような結末の小説

オンライン辞書 wblioより


読み終えた私としては「神話」の意かなと感じます。
「神話」というとカタイ・重いというイメージを持つ方も多いと思いますが、本作はそうではありません。
『出来損ないの天使』のレビューの際の私の感想に付け足すなら「肉厚骨太で噛みやすい」ということ。

ひとつ、作者の中にはしっかりとしたテーマ(骨)があること。
これは如月さんの様々な経験、転職やキックボクサー、プータローでの出来事が作家 如月恭介を作りだしているのだと思います。

ひとつ、テーマを表現する知識(肉)があること。
他の方の如月さんへの評価を覗いてみると「下調べをよくしている」といった言葉をみつけました。
なるほど。確かにその通りだなと感じました。
どれだけ物語のテーマが良くても、それに対する知識や自分なりの考え方が無ければ人を納得させるストーリーにはならないでしょう。

最後に、読みやすい(噛みやすい)文章であること。
正直に言って、あらすじだけ読むと堅苦しそうな物語をイメージされるかもしれませんが実は違います。
大衆向け、エンタメ系として楽しめます。SFや神話の要素もといっても突飛なものではなく、
登場人物と考えながら読み進めていけるのが読ませる工夫なのかなと感じました。
文量もKDPとしては少し多い方かもしれませんが、紙の本で考えたらこれくらいが普通ですね。


妄想作家 如月恭介

泥土の如く溶融した脳が描き出す幻想の世界、それに拍車をかける夜毎の深酒。
現実と夢との曖昧な境界で綴る泡沫の幻。
輪廻転生・生物創造論を頑なに信じる、壊れかけの妄想作家。
(著者ホームページ 壊れかけの幻想 より)


KDPの販売価格をとてもユニークな方法で決められています。
それは、直近の販売冊数に応じて価格が変わるというもの。販売数が多いものは高く、少ないものは低くとされています。(最低99円、最高250円)
今回の『エンジェル』は250円での販売ですので、イマ最も売れている如月作品と思い購入しました。

公式HP:壊れかけの幻想
公式ブログ:如月恭介ブログ


登録情報

エンジェル
如月恭介(@KyouskeKisaragi)
夜明けプランニング
2014-03-22