2

内容紹介(Amazon)

もしも誰かと夢が繋がったら——。

喜びに満ちた連結夢の世界は、僕と咲子を結ぶ特別な絆となった。
けれど、こんなにも美し過ぎる世界が本当に許されるのだろうか——。

アンドロメダ座のα星アルフェラッツを象徴とした、共通夢のお話しを書いてみました。

夢と夢が繋がるなんて、なんだかそれだけでわくわくしますよね。
メルヘンな空想に、少しアカデミックな要素を加えた現代ファンタジーです。
少しでもお楽しみ頂けたら嬉しいです。

また、このお話しは十年前に執筆したものをリライトして作成しました。

※ ご注意

最後に、このお話しがあまりご満足頂けないかもしれない理由を列記します。

・横書きです。
・ライトノベルではありません。文章は少し重ためかと思います。

私の文章が合わないかもしれない方とのミスマッチを防ぐために、書かせて頂きました。
ダウンロードして下さる方の心に、少しでも残るものがあれば幸いです。


この幻想的な繋がりは、儚く、切なく、何より美しい。


少年と少女には決して他人には理解できない共有の世界がある。
羊が指差す天の向こう、α星アルフェラッツが輝く世界。
それは少年の夢であり、少女の夢である。
痛みも、悲しみも、喜びも、愛情も全て内包するその美しい世界で、少年と少女は会話する。
いや、少年と少女"達"は会話する。
現実はかくも悲しみに溢れ、夢はこんなにも希望に満ちている。
それでも、立ち向かわねばならない。
少年は過去の痛みと、少女"達"は過去の弱さや過ちと。
連結する夢の中、彼等の物語は回り始める。


本作「アルフェラッツに溶ける夢」は夢が紡ぐ叙情詩の様な作品といえます。
登場人物の心情と共に変化する景色は時に幻想的で美しく、時に陰鬱になる程切なく、描かれる一つ一つの描写が秀逸の一言です。
特に重要なテーマであるところの「夢」の描写は、心にグッとくるものがあります。
羊のロマンチオと見上げる空。グランドピアノの旋律と共に輝く世界の美しさと言ったら・・・。
頭に思い描いて何気に癒されておりました。

さて、この物語は夢と夢が繋がる「連結夢」という世界をモチーフにして、夢と現実を通して主人公達が自分と向き合っていくというお話になっております。(と思います)
ここで描かれる「夢」というのは、夜に見る夢なのですが、同時に少年・少女たちの「心」であり、夢を通して心を通わすという不思議さがとても心地良いです。

なので、前段の美しい夢の世界というのは、ストーリーを形成する上での一つのモチーフであり、不思議な雰囲気が多いのは確かですが、決してファンタジーに過ぎるということはありません。

というか、物語の根幹を形成するヒューマンドラマは割とシリアスですし、主人公と少女たちとの会合は何とも言えず甘酸っぱい感じです。

作品概要にあります通り、現代ファンタジーといいながら、決してラノベ的ではありません。
そういう意味では、心して読むべし。




・・・なんですけど。

・・・・・・なんですけどね。

ストーリーに登場するところのキーパーソンに「華」という女の子がいるのですが。
分かってます。そんな話じゃない。話じゃないのに。

なんか無性に惚れました。華に。
<台無し



夢が繋がってできるドラマ、そんな不思議な世界をぜひお楽しみください。




追伸:表紙イラストのはちさま、良い仕事です!



作家さん情報(Amazon)

著者:広橋 悠
ツイッター:https://twitter.com/Hirohashi_You

イラスト:はち