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内容紹介

婚約直後に姿を消した彼女を追って、僕は会社を休んで捜索を始めた。
手掛かりは、彼女がアップロードしていた八月のブログだけ。
読み進めるうちに、目の前にいたはずの彼女が、僕には見えていなかったことに気づく。
ごめんよ、翔子。
僕は必ず、君を見つけ出す!


彼女のブログ

突然、大切な人が目の前から消えたらどうしますか?
もちろん必死になって探すでしょうし、姿を消した理由に悩んだりすると思います。
この主人公も同じです。婚約直後に失踪した彼女のことだけを考えています。
そんな中、彼女の行方の手がかりとして見つかったのがブログ。8月31日で更新が止まったブログ。
丁度その日から、彼女は姿を消してしまっていました…

そのブログには一見、婚約や彼氏とは関係の無い話しか書かれてはいません。
例えば…

…私の乗車している車両が、必ず目的地に着くものだろうか?
線路と車体と運行に問題がなければ、到着するはず。しかし、これが、正しい列車だと、どう信じることができる?もしかすると、乗るべき車両を私が間違えているかもしれないじゃない?


と、悩みをほのめかす文章ですが、彼女の環境を知らなければこれが主人公との婚約についての悩みだと察することは出来ませんよね。


読み進めた先には

最後のブログから始まりブログを読み返していくと、主人公と彼女しか知らない思い出や会話がブログには散りばめられていた。
その記事ひとつひとつを考察していくうちに、主人公は次第に彼女が何に悩んでいたのか、なぜ失踪したのかが想像出来る様になってきました。

過去のブログに触れることで、消えた彼女の気持ちを理解していく主人公。
その時、彼女はどこで何をしているのでしょうか?
短編ながらも、人の心の動きがギュッと詰まったずっしり重い一冊です。


作者情報

古屋みつ江
兵庫県立大学看護学部中退、トラジャル旅行ホテル専門学校卒業。1995年より、独学でWeb制作を学ぶ。20歳代は、ホテル、旅行会社、食品メーカー、社会福祉法人等に勤務して見識を深めた。30歳を機にフリーランスに身を投じ、Webライティング、Webサイト制作を専業としている。趣味は料理と楽器演奏と絵を描くこと、それからスマホいじりと文章の創作。

WEB:http://komaesan.com/
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登録情報

八月のブログ八月のブログ [Kindle版]
著者:古屋 みつ江
出版:古屋 みつ江
(2013-06-25)