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内容紹介(Amazon)

とある館に集められた、12人の男女。それは、各人が大金を必要とした理由に駆られ参加したゲーム故。各々に、禁止された行動が設定され、それを3回行っ てしまうと失格。失格すれば、即死亡。大金を得られるのは最後に残った一人のみ。制限時間が設定された中、参加者は・・・



命を懸けた禁忌 貴方はそれをヤッテハイケナイ

切っ掛けは悪戯とも取れる一枚の怪しげなビラだった。
「"刺激的なゲーム"への参加」、「そして優勝賞金には"1億円"」と謡うビラに12人の男女が集まる。
そして、集められた館の中で告げられるゲーム—『ヤッテハイケナイコト』のルール。
「ヤッテハイケナイコトの内容は、それぞれ違う」
「ヤッテハイケナイコトを3回行うと失格」
「5時間以内に最後の一人が決まらなければ、全員失格」etc...
その内容に全員が困惑する中、一人の参加者が禁忌を犯してしまう。

分かっていても、どうしても止められない。
それが「ヤッテハイケナイコト」
彼は自分のヤッテハイケナイことが何かを分かりながら、それを止めることができなかった。

かくしてゲームの始まりを告げる号笛は鳴り響く。
3度の警告の後、失格という名の「死」が襲い、その突然の衝撃と惨事に絶叫が響き渡る。


大金が手に入るというゲームに魅せられた老若男女。
複雑に絡み合う運命と狂気。
死の響宴の果てに、誰が生き残るのか。




ヤッテハイケナイ [Kindle版]



限定的な世界に集められた人間が、生き残りを懸けて命を取り合う。
そこには善人も悪人も区別無く平等に死が用意されており、生存本能によって誰もが人間的な尊厳を無くしていく。
狂気に触れ、壊れていく者。
恐怖に怯え、自壊していく者。
それでも人としての正義を貫く者。
極限の状態で、本質的な人の持つ恐ろしさや弱さ、そして恐怖を描く作品は、これまでも多く存在します。

代表的な例としてディストピア的作品として『バトルロワイヤル』が挙げられると思いますが、本作、『ヤッテハイケナイは』、ディストピアというよりサイコホラー・アクションという様な意味合いが強い作品という印象があります。
使われているモチーフについては、若干既出のイメージもありましたが、本作の魅力は何と言っても各描写の丁寧さと言えます。
ゲームに参加する理由に参加者それぞれの運命が複雑に絡み合っており、人を殺めることへの狂気に突き動かされる人間の心理描写は秀逸でした
また、各キャラクターの行動の描写についても、アイテムに重火器なども出てきますが専門的になり過ぎず、バトルアクションについても非常に臨場感を持てる物でした。

個人的には、殺し合いの派手さの一方、死を迎える際のある種の「呆気なさ」がとても印象的に残りました。
派手という訳ではなく、ただ淡々と死を迎える様は、逆にスリルを感じました

あと、ラストは個人的に色んな意味で衝撃的でした


作品上、残酷な描写が多い為、スプラッター的表現が苦手な方にはオススメしにくいですが・・・

ちょっと危険なスリルを味わいたい方はぜひ


作家さん情報(Amazon)

著者:FoneFars

公式ツイッター:@fonefars


ヤッテハイケナイヤッテハイケナイ [Kindle版]
著者:FoneFars
出版:FoneFars
(2013-05-03)