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内容紹介

いったい何のために生まれてきたのか……私利私欲の道具として創られた一人の出来損ない、絶望の淵からようやく彼が見つけたのは――
1万2千年もの長き眠りから覚めた”神”ミカエル、一人この星に取り残された彼が目にしたのは、変わり果てた地球の姿だった。もう一度楽園を取り戻すべく、彼は悍ましい計画を企む。粘土細工のように創られては捨てられる出来損ないの生き物たち。龍介もその中の一人であった。生まれ孤島を離れ、彼が辿りついたのは日本。人間の欲に翻弄され自らの哀しい出生を恨み憎む龍介は、再び逃げるようにして生まれ孤島へ。そこで彼を待ち受けていたのは……

※紙のページ数が182ページと表示されていますが、実際は、約300ページになります。


神話をモチーフにした、肉厚骨太ストーリー

物語の舞台は、神々の世界、アメリカ、日本、そして最後の舞台の間を行き来します。
場所と時間を越えながらも物語が混乱することは無く、時に慎重に、時に大胆に場面が展開していきます。
ホームページでは作中のキーワードが解説されており、より作品を楽しむことができます。
決して難しい単語ではありませんが、作者と同じ認識を持って読むことが出来れば、少しでも作品の核に近づける気がしています^^

物語では「生」と「死」や「欲」といった概念がテーマになっています。
神話や生物学、人間ドラマがそれぞれ絡み合って、読者に疑問を投げかけてきます。
その疑問を無視するのも読者の自由ですが、この作品に触れて少しだけ考えてみてはどうでしょうか。
そんなきっかけをくれる、神話のような普遍性を持った作品です。


妄想作家 如月恭介

泥土の如く溶融した脳が描き出す幻想の世界、それに拍車をかける夜毎の深酒。
現実と夢との曖昧な境界で綴る泡沫の幻。
輪廻転生・生物創造論を頑なに信じる、壊れかけの妄想作家。
(著者ホームページ 壊れかけの幻想 より)


表紙の雰囲気と同じ、ホームページも重厚な雰囲気を醸し出しています。
書籍や映画の批評などもあり、作者のバックボーンを知ることができます。
うーん、如月さんの世界にはまっていきそうです…

今回は新作発売前の無料セールで入手させていただきました☆ミ
新作は『ミッドナイトブルー』
夢と現実が交錯し、過去と未来が縺れ合いながら転がり始めたとき、世界が、音を立てて変わっていく―― 本著を、危険を顧みず独善的な権力に果敢に立ち向かう、ジュリアン・アサンジをはじめとした世の心熱きハッカーたちに捧ぐ。

近日公開予定だそうです!こちらは通常価格で買わせて頂くつもりです^^


登録情報

出来損ないの天使出来損ないの天使 [Kindle版]
著者:如月恭介(@KyouskeKisaragi)
出版:夜明けプランニング
(2012-10-27)