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内容紹介(Amazon)

教壇に置かれたそのマシンは、未羽の想像を遥かに超えたものだった。
約百年後の未来から来た少年『ハルカ』は、正しい未来を取り戻すため、 未羽、悠太と共に時空を超える。

Kindle版発売直後から
「文芸作品の新着ニューリリース」ベストセラー入り!


ーその少女の発見は、人類の行く末を左右する。

夏休みの自由研究。
小倉未羽は、父親が釣ってきたイカの皮から発光バクテリアを培養する。
教師の本城をして、唸らせる程の出来であったが、その発見は、世紀の発明として後の世界に大変革をもたらす驚異的なものだった。

なぜ、そんなことがわかるのか?

何故なら、彼女の目の前に、タイムマシンに乗ってやってきた未来人「ハルカ」が現れたからだ。
世界を超えて知る約百年後の世界、そして、更にそれ以上の未来。
未羽の発明は比喩でもなく、世界を滅ぼすことも救うことも出来る未来の鍵だった。
未来の真実を知り、未来を正すために未羽と悠太、そしてハルカが時空を超える―!!


もはや説明は不要かもしれません。
ロクコの集合 [Kindle版]で楽しませていただきました、山田佳江さん作「未来少女ミウ」でございます。
本作は、純正の青春SFとも評すべき作品。
昨今、時空かける少女は意外とたくさんいる様に思える今日この頃ですが、本作の特徴は、複雑に絡み合うタイムパラドックスの面白さと、未羽の発明がもたらす未来の姿です。
冒頭から始まる奇妙とも言える少年「ハルカ」の登場シーンや、何気ない未羽達の学校での会話が後にこういうことがったのかーという、パズルのピースがはまる気持ちいい感覚が楽しめます。
また、複雑なタイムパラドックスを特に苦もなく読めてしまうのは山田佳江さんの文章力の成せる業ということでしょうか。
「ロクコの集合」にも感じた、シンプルな描写の中に、コミカルな演出を楽しめるのも本作の特徴といえます。


人類の未来、その最果てに見たもの

作中では、とある事件を切っ掛けにして、読者は相対的な2つの未来の姿を未羽の目を通して見ることが出来ます。
その二つはいわば、穏やかな死か、厳かな生か、という様に感じました。
正しい未来とは、つまりハルカがやってきた「在るべき穏やかな世界」という未来なのですが、その最果ての、まさに世界の「死」の間際を見た時、考えさせられるものがありました。


「To Be」が意味する今後の期待

さて、本作「未来少女ミウ」は、その実どうやら続きがあるようです。
もし適うのであれば、続編を読めるそんな未来が来ることに期待しつつ。

そんな未来を一緒に待ってみませんか?読んで損なし!買って正解の作品です。


作家さん情報(Amazon情報含む)

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もちろん、他の作品も要チェック!


未来少女ミウ未来少女ミウ [Kindle版]
著者:山田佳江
出版: 無計画書房
(2012-10-29)