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内容紹介

15歳の「僕」にとって、毎日は苛立ちの連続だ。ロックを聴くことと、野球部の練習にあけくれること、それ以外に自分を楽しませてくれるものはない。
部活の合宿が終わったばかりの高校一年夏休み、都合も聞かずに勝手に物事を進める親達に苛立ちながら、「僕」は 母の言うことをしぶしぶ聞いてやり、おばあちゃん手作りのあじごはんを取りに行くためにおばあちゃんの家へと向かう。
皮膚を灼く強い日射し、草木や土の匂い、うるさい蝉の 鳴き声、変わり映えしない風景、そして川の近くにあるおばあちゃんの家。すべてが退屈 な毎日の象徴でしかなかった――そこで重大な過ちを犯すまでは。
生命力がふきこぼれる人生の季節に、初めて接した死の世界。生と死の隙間に少年が見たものとは?
中学生のいじめを描いた掌編『いつものおあそび』収録。

泣いちゃダメだ…泣いちゃダメだ…泣いちゃダメだ…

泣きました\(^o^)/
冒頭を読んだ時点では、少年と母親のやり取りから、おばあちゃん中心の家族系の話か(^^)なんて思っていました。内容紹介には生と死の隙間ってあるのは、季節は夏だし、ちょっと不思議な階段の要素も入っているのかなーくらいの認識。全然ちがうじゃないですかww
少年と母親のやりとり、自転車に乗っている少年、おばあちゃんとの会話。どれも自分の経験の有無に関わらず(あなたが少女だったとしても)匂いや情景が鮮明と目の前に浮かんできます。普遍的な日本の夏、家族がこの作品には描かれています。c 40分もあれば読み終わる短編です。価格も100円です。是非ご一読を!

舞台予想!

登場人物の台詞は方言混じりです。特におばあちゃんはほとんどひらがなです。馴染みのない方は少し読みにくいと感じるかもしれません(.ω.)
方言は関西系の印象を受けました。そして、作中に出てくる光化学スモッグ注意報、応援している野球チームは中日ドラゴンズであること…これらの要素を総合すると…分かった!犯人はo
舞台は四日市市ではないでしょうか?理由の内、光化学スモッグが8割を占めていますが(^p^)

以前紹介した『ふかがわばすたーず』は東京都江東区を舞台にした物語でした。これらの作品の様に"地元感"や良い意味での身内っぽさがあるのが個人出版の楽しみのひとつになってきました☆

作家さん情報

作者の山田宗太郎さん、現在はKindleでの発表作はこれ1作のみです。他にもあるのでしょうか…?
ツイッターからでは他の作品の情報を知ることが出来ませんでした><情報お待ちしています!
あーあじごはん食べたくなってきましたww

山田宗太郎 ツイッター

登録情報

おばあちゃんのあじごはんおばあちゃんのあじごはん [Kindle版]
著者:山田宗太朗
出版: 高野裕朋
(2013-02-14)